木曜日の写真館

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About
木曜日の写真館とは

木曜日の写真館は、岡山市在住のカメラマン冨岡菜々子が撮影する家族写真を中心とした出張写真館です。

写真
冨岡菜々子 近影

略歴

  • 1982年 新潟県生まれ
  • 2004年 日本大学芸術学部写真学科卒
  • 2004年4月〜(株)秋山写真工房にて、写真館業務・ブライダルフォト撮影を学んだ後独立、主に横浜・千葉でブライダルフォト、スクールフォトの分野で活動
  • 2011年 結婚を機に岡山市に転居、市内ホテル写真室に勤務
  • 長男の出産を経て、2016年より木曜日の写真館をスタート

お取引先:

くらしのたね ・くんぺる こどもの部屋保育園
山陽新聞社LaLaOkayama・エスティーエス写真

使用機材:

NIKON D850 /Z6/D500・AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E・AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E・SIGMA ART 35mm F1.4 DG HSM・AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G ・AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G その他

カメラマンについて

私が写真をはじめた理由

新潟県の山中に育った私は、小学生の頃から毎年夏になると海水浴列車に乗って、日本海の海に出かけます。

山を抜けて初めて海が見えた時、誰かが「あー!海だぁ」と声をあげます。
するとみんなが、「海だ、海だぁ」と車窓をのぞき、その車両の中がなんとも明るい、ぱぁぁっとした空気に包まれます。

私はその瞬間がすごく好きで、この列車の空気を、真空パックにしてずっととっておきたいなあと思っていました。

今思えば、きっとそれが写真を始めた一番の理由です。

祖父母の写真

高校生の頃から写真を撮り始め、大学は写真の大学に行きました。

就職活動をしていた4年生の時、祖父母の結婚写真を見たことをきっかけに、ブライダルフォトの道に進みました。

多分昭和の初めとか、田舎だったし写真なんてそうそう撮れる時代ではなかっただろうに、それでも人生の記念日には写真を撮って、こうして一葉が今でも残っていることに感動を覚えました。

30歳の時に、夫と結婚して岡山に来ました。

夫以外誰も知り合いのいない岡山に、今思えばよく決断したなぁと思います。
ちなみに専門分野は違いますが、夫もカメラマンで、大学時代の友人です。

岡山でもホテルの写真室に就職し、ブライダルフォトや七五三、お宮参りなどの記念写真を撮っていました。

出産を経験して

33歳で長男を出産し、1歳になる頃に仕事復帰、てんてこまいの日々を送る中、ある年配の女性にかけていただいたのがこの言葉です。

「あなたの人生で今、お日様は12時の位置にいるのよ」って。
なぐさめでも励ましでもないこの言葉で、一度にまわりの景色が変わりました。

『今』が果てしなく続く毎日、昨日のことなんて一つも覚えていない。

きっと自分と同じように毎日格闘しているお母さんに、今ってこんなにキラキラしているんだよって、写真で伝わればいいなあと思っています。

そしていつか子供達が大きくなった時、
二度と戻らない「今」を思い出すきっかけになってくれたらうれしいです。

撮影:冨岡誠